実際問題として、時間のルーラーとアセンダントのルーラーが合わない場合は度々出現します。そのようなチャートは、いつも破棄されるべきでしょうか? 私は今ではそう考えていませんが、破棄されるチャートも中にはあることは事実です。
このように時間のルーラーとアセンダントに整合性が無い場合、問題が込み入っていて、解決がひじょうに難しい場合が多いものです。それを示すための表示だと言っても差し支えありません。問題によっては、かなりの努力の後に報われないかもしれません。
このようなチャートは疑いを持ちながら取り組むべきです。7ハウスのルーラーがアフリクトされていて、7ハウスの問題以外のことであれば、ひょっとしたらクライアントは占星家を試すために質問をしているのかもしれません。そのように疑いながら読んでいきます。
また、様々な諸事情から、カレントが質問を占星術師に正確に伝えていない可能性もあります。あるいは、本当に聞きたいことに対する後ろめたさが存在するのかもしれません。これらは全て読み解く側に注意を即します。つまり、チャートに取り組む姿勢の中に、なぜ時間のルーラーとアセンダントが合わなかったのかを、細心の注意と共に最後まで持ち続ける必要があります。
これらのような事柄が、ラディカリティーとよばれるものです。ラディカリティーと重ね合わせるようにして注意すべき事が、ストゥリクチャー(stricture)と言われるもので、当てはまる日本語がありません。制限、非難、酷評といった意味を持つ英単語ですが、どれも相応しくありません。バーバラ・ウォッターが唱えた概念で、伝統的なものではありません。
私は読み解けないチャートは、自分が理解していないことが眼前に出てきた場合だと思います。問題内容が理解不能だったり、学んでいる以外のことが問われた場合、当然のように解けません。
実に難解なチャートもあります。無理して読むより、私は降参します。