| ■アスペクト |
まず、コンジャンクションですが、正確にはアスペクトではありません。しかしながら、ここでは便宜上アスペクトと呼んで差し支えないので、アスペクトの一種として捉えます。そして、コンジャンクションを通してアスペクトを理解した方が手っ取り早いのでコンジャンクションを例にあげます。
下の図をご覧下さい。コンジャンクション・・・本当にそうでしょうか?

水星はカニの1度にあってだんだん太陽から離れていきます。
太陽は双子の29度。
これってアスペクト?
テトラビブロスには、隣り合った同士のサインはアスペクトしないとなっています。さて、さて、さて? |
上記の図で水星も太陽も両方とも順行している場合、サインが違うのでアスペクトしていると言えるでしょうか? それとも、アスペクトしていないと言うのでしょうか?
次は、デソシエイト・アプリケーション の例です。
太陽はカニの1度に。
水星も順行しているとして、双子の29度。
これってアスペクト?
デソシエイト・アプリケーションの概念をお話ししましょう。
この図は、これからまさにコンジャンクションするところです。
たとえサインが隣同士であったとしても、水星がサインを越えたところでコンジャンクションとなります。そこで、一部の占星家はこれをアスペクトの一種であると捉えました。それをデソシエイト・アプリケーションと言います。
ところで、これは現在アスペクトしていると言うのでしょうか、それとも言わないのでしょうか? |
コンジャンクションではありません。やがてコンジャンクションします。ひじょうに厳密です。今もコンジャンクションとして捉えて不都合があるでしょうか? チャートの中で、水星と太陽が何かの物事の主たる表示星としてある場合、コンジャンクションはその成就を示すことになります。しかし、間にあるドアは、コンジャンクションを阻みます。しかし、状況が変わることは目に見えているわけです。ドアを開けて水星が蟹に入れば、コンジャンクションです。
とすれば、近い将来物事の成就が約束されるわけです。ただし、状況が変わらなければいけません。
デソシエイト・アプリケーションの意見は、エズラやドロセウスが唱えています。そして、ボイドの月の概念へ引き継がれていきます。二番目の図の、水星を月と置き換えてみて下さい。そして、考えてみて下さい。水星が他の惑星とアスペクトしていなくても、太陽とコンジャンクションするのですから、やがてボイドでは無いことがわかります。
しかし、テトラビブロスの概念と相いれません。とすれば、隣同士はアスペクトしない、アスペクトするという捉え方は、現在のところ人に依ります。考え方が二通り有るということです。でも、状況が変わればという点を考慮していくと、全ての占星術的な基礎から矛盾がなくなります。
少〜し、ボイドとコンジャンクションではニュアンスは違いますが、一方を認め、一方を認めないというちぐはぐさは消えます。現代占星術はこの辺りの考察をまったく欠いています。欠如というより、始めから目は向けられていません。
なぜか。 それはネイタルが中心で、惑星の働きを確認する術を持っていないからに違いありません。確認しようにも、ネイタルでは、月のボイドが影響しているのか、他の要素が影響しているのか確認のしようがないのです。 |
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